「深圳(しんせん)」気になっている方は多いかと思いますが、実際に行ったことのある人はどれだけいるのでしょうか。
深圳に行くだけであれば、羽田から格安航空券で香港まで片道3780円。そこから乗り合いタクシーを使って深圳の国境まで120香港ドル。ここまでくればタクシーで50人民元くらいあれば大抵のところまで行けます。
深圳に行くということの金銭的なハードルはとても低いです。
ただ、あなたは何に期待して香港に行かれるのでしょうか?
「キャッシュレスを体験したい」とよく聞きます。
何の準備もせずに現地に行ったとすると、おそらくあなたは本当のすごさを知ることなく「なんとなくみんな現金を使わないんだな」くらいで帰ってくることになり、日本のキャッシュレスの課題などまったく感じることはないでしょう。
これが仕事で行ったとすると大変なことです。誤った情報を会社内外の関係者に拡散することに陥ります。
「スタートアップ企業を訪問したい」のであれば具体的な案件を持ってアポを取るか、太いコネクションかけっこうなお金を払って訪問するしかありません。日本のように具体的なビジネスの話がないのに時間を割いて話を聞かせてくれるということはまずありません。
「最先端の技術を見に行きたい」のであれば、期待外れに終わるでしょう。
特に最先端の技術があるという訳ではないので、見られることは無いと思います。どちらかというと流行り始めている技術の社会実装が圧倒的に早いという方が特徴です。
「圧倒的な規模とスピードで進む再開発」も感じることはそれほど難しくありませんが説明も欲しいというのであれば、説明してくれる人をまずは探す必要があります。
キャッシュレスのことなど、いくつか例に書きましたが、基本的に行っただけではわかりにくいことがたくさんあるのが深圳です。
「香港ディズニーランドに行ったついでに、ちょっと変わったお洒落なデートをしたい」というくらいがちょうどよいのかと思います。
これから2019年の11月に私が3日間深圳に弾丸訪問したときの実体験をもとに「失敗しない深圳訪問」に向けた情報提供とそこで感じたこと書いていきたいと考えています。少しでも深圳に行って得られるものを多くしてほしいと思っています。
ちなみに私の深圳訪問の目的は以下の3つでした。
1、チャイナハイテクフェアの視察
2、深圳の不動産事情
そしてやはり
3、キャッシュレス体験
ただ、これだけでは終わらない凝縮された3日間でした。
書いていくペースが遅いと思いますので、これを知りたいということがあればリクエストいただけたら優先的に書いていくように心がけます。